2016.01.19

最近、寒ずぎて腹巻きが手放せなくなってるBroad Person管理人のhiroto kawagoe(@hirotokawagoe)です。

元々、僕お腹が弱いので、弱点はしっかりと自分で守らないと冬を越せそうにありません…。寒さに負けず頑張って生きていこう思います!

結局SMAPは解散しないってことなんですかね!?なんかまだまだいろんな情報が錯綜していて、今後も動きがありそうな感じですねぇ。

で、本題ですが、今回はなかなか自分だけでは正解を見い出すことが難しい、ベースの音作りについてです。

まず何が正解かなんて本当に人それぞれではあるんで、僕がこの場でどうこう述べたからといって、それが正しくて誰にでも当てはまるかと言えば、そうではないです。

「まずは自分の出したい音を明確にすることが大事!」みたいなことを言っている人が多いかと思います。もちろん僕もそう思います。

でも正直これって結構はハードル高くないですか…!?それが分かれば苦労しねぇよって思ってる人もおられるでしょう。

そんなの分かんないからなんとなくでいいやと思ってしまうこともあるかもしれません。ただ、やっぱり音を出す以上、出した音が誰かの耳に届いている以上はしっかりと自分の音に責任を持つべきだと思っています。

どうせ音を出すなら自分が最高にかっこいいと思う音、心地いいと感じる音を出したいですよね!

まずは現状の機材での理想の音に、もしくはこの音結構好きかもって思える音に少しでも近付けるためのお話をしていきたいと思います。




アンプはフラット、ベースはフルテン

これは基本中の基本ですね。とりあえずアンプのイコライザーは全部フラット、ど真ん中にしましょう。

あとはボリュームですね。まずゲインだったり、インプットがあると思うんですが、大体時計でいう9時から11時ぐらいの間にしておくのが無難じゃないかと思います。

その後、マスターボリューム、アウトプットを上げていきましょう。どれぐらい上げればいいのか分からないって人は、その場所によって音の広がり方などが違ってくるので、とりあえず自分の音と各楽器の音が聞こえる程度にしましょう。

あまりに特定の楽器の音だけが大きすぎる場合はちゃんと音量の調整をしてもらいましょう。ドラムの場合はマイクで音を拾ってなければ、どうしようもなかったりするので、ドラム全体の音量にまわりが合わせるのが無難かと思います。

で、ベース本体ははフルテン(全開)にしましょう。ただ、それぞれお持ちのベースによってはアクティブだったりパッシブだったり、ジャズベだったりプレベだったりするかと思います。

アクティブの場合は本体のプリアンプのコントロールもアンプ同様フラットにしておきましょう。

ジャズベなどのピックアップがふたつある場合はどちらもフルテンに。ピックアップのバランサーがついているものに関してはセンターにして、どちらのピックアップも全開の状態にしましょう。

この状態がほぼほぼそのベースが持つ本来の音だと思って大丈夫かと思います。その音をある程度把握しておきましょう。

足りないものを増やすのもいいが、余計なものを減らしてみよう

基本となる音ができたら、そこから調整をしていくわけですが、この先はひとりで音作りをしていくというよりは、バンドやアンサンブルでつくっていく感じです。

ベース単体でひとりで弾いている時は気持ちいいのに、バンドで合わせたら聴こえにくいし、なんか埋もれてるような…。なんてことにもなりやすいので、みんなで音を出しながら、曲を合わせながら調整していきましょう。

その際、低音が足りないと感じたから低音を足すっていうのも間違いではないのですが、足りない帯域を足してばかりいると音量全体が上がってしまい、バンドやアンサンブル全体のバランスが悪くなってしまいがちになるかと思います。

足りないと感じる帯域を足した時は、最終的なマスターボリュームや、アウトプットも合わせて調整しておきましょう。

低音が足りないと感じたら中高音~高音を少し削ってみて調整してみるのもひとつの手段として覚えておいて下さい。

また、どうしても音が抜けてこない、聞こえにくいという場合他の楽器と帯域が被ってしまっていることが考えられます。

ベースは特にドラムのキック、バスドラムと中心周波数がほぼほぼ同じなので、お互いの音を打ち消し合ってしまうということもあります。

ギターの低音とも被ってしまうことがあるので、そういった際はお互いに譲り合ってギターに低音を絞ってもらうなどして対応していきましょう。

「抜ける音=いい音」とは限らない

バンドやアンサンブルの中でも抜けるベースの音を作りたいと思っている人は多いかと思いますが、「抜ける音=いい音」とは限りません。

確かにベースが抜ける音だと聞こえやすくてベーシストとしては気持ちいいですが、別の言い方をすれば「音が浮いている」とも言えます。つまりまわりの音に馴染めていないということでもあるのです。

やはり、複数の人間が集まって音を出し、ひとつのものを作り上げていくので、バンド全体でいい音になっていないとなんの意味もありません。

元々ベースは地味な楽器ではあるので、自分だけが少しでも目立ちたいという気持ちも分からなくはないですが…(笑)

もちろん個人でかっこいい音を追求するのも必要ではありますが、バンドやアンサンブルの中で一緒に最高の音を作ろうという気持ちは必ず持っておくべきなんじゃないかと思います。

バンドやアンサンブルのメンバーが変われば求められる音も変わってくるので、その辺りも柔軟に対応できるようにしておきましょう。

「俺のこのベースの音が最高にかっこいいからお前らが俺に合わせろ!」なんて態度じゃ誰もついてきてくれなくなります。でも「今日のベースの音メッチャいいやん!じゃあそれに合わせるわ!」っていうのは全然アリだと思います。

どうしても自分の音作りに合わせて欲しい場合はちゃんとまわりにお願いしましょう。結構こういう人間付き合いが音にも表れてきます。

結局演奏しているのは人間なので、メンタル的な部分も重要かと思っております。

まとめ

音というのは最終的には自分自身で作っていくものではあるのですが、バンドやアンサンブルでの心構え的なものがしっかりとしていないとやっぱりいい音って出せないと僕は思っています。

今の時代、音楽はひとりでもできるんですけど、やっぱり何をするにしても人と人との繋がりって大切だと思うんです。そういった繋がりが自分の音にも反映されてくるんじゃないでしょうか。

それになんだかんだ、自分の思い描く最高の音も、その時その時によって少なからず変わっていくものです。いろんな経験が積み重なって音に表れていくものだと僕は思っているので、みなさん、いろんな経験をしましょう!

ベース本体がどうとか、機材がどうとかはある程度現状のものである程度の理想の音が作れるようになってからこだわっても遅くはないと思います。

現状のもので納得のいく音が作れていないのに、高額の機材を手にしてもいい音なんて出せるはずがないんです。焦らず地道に積み上げていきましょう!