世間一般では11月11日はポッキーの日という認識が強いようですが、それだけじゃだけじゃありません。ベーシストならご存知の方も多いと思われますが、11月11日はベースの日です。
1が4つ、1111…。そうです、まさに4弦ベース!
もちろん、ちゃんと日本記念日協会にも登録されています。
楽器のベースの素晴らしさを広めることを目的に「ベースの日制定員会」が制定。ベースに親しんでもらうきっかけの日にとJ-WAVEのラジオ番組「BEHIND THE MELODY ~FM KAMEDA」にて音楽プロデューサーでベーシストの亀田誠治氏が提案。J-WAVEの音楽専門クラウド・ファンディング 「J-CROWD MUSIC」で大勢の人々の支援を得て登録が決定した。日付はベースの弦は4本で、11月11日は1が4つ並びベースの弦のように見えることから。
引用元: 一般社団法人 日本記念日協会 ベースの日
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一体誰が何のためにつくったのか?
発起人はベーシスト、音楽プロデューサーとして活躍中の亀田誠治氏。
2013年の11月11日に自身のラジオ番組内で提案したことがきっかけとなり、ベースの日記念日申請プロジェクトが発足。音楽クラウドファンディングサービスを通じて集まった賛同者たちと日本記念日協会に申請を行い、2014年12月10日に正式に登録されたとのこと。
近年ベーシストにスポットがあたる機会が増えてきているとは言え、残念ながらまだまだベースは地味とか、簡単でつまらなさそうというイメージが根強く残っているように思います。
ベースの日はそれらを払拭する為に登録された記念日だと言えるのではないでしょうか。
ちなみに実際に記念日として登録してもらうには記念日協会登録料として10万円が必要だそうです。これが安いのか高いのかなんとも言えませんが。
個人や企業であっても10万円を用意して日本記念日協会に申請して審査を通過すれば登録してもらえるそうです。
ベースの日になにか特別なことでもあるのか?
ベースの日を盛り上げるために、様々なイベントが予定されています!
J-WAVE ベース・ロワイアル
登録されてから初めてとなる2015年のベースの日は、東京恵比寿のLIQUIDROOMというライブハウスでJ-WAVE ベース・ロワイアルというベースの日を祝うイベントが開催さる模様。
イベントの内容は日本を代表するベーシストたちがそれぞれにジャンルの壁を越えたゲストをセッション相手に迎えバトル・パフォーマンスを行うというもの。
出演者は亀田誠治、KenKen(RIZE)、TOKIE & 中尾憲太郎、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)となんとも豪華なメンツ。
そしてゲストにはKREVA、スティーヴ エトウ、伊藤篤宏、柏倉隆史、長岡亮介(ペトロールズ)とこちらも引けをとらない豪華ぶり。
ベースの日前夜祭 大人のためのベース・デイ
ベースの日、前日には東京目黒のBLUES ALLEY JAPANで大人のためのベース・デイというイベントが開催されていました。
こちらの内容は各ベーシストが様々な組み合わせで名曲をベース・アンサンブルで聴かせてくれるというもの。
出演は櫻井哲夫、アドリアン・フェロー、瀧田イサム、村田隆行、納浩一とベテラン、大御所ベーシストも参加された本当に大人なベースを聴かせてくれそうなメンツですね。
その他
- ラジオ局のJ-WAVEではベースの日当日、1日を通してベースを特集
- ベースの日前後のベースウィークでは各楽器店で様々なイベントを開催
- 全国各地から140名の女性ベーシスト(B-GIRLS)たちがベースの日をより多くの人たちに知ってもらうためのPRポスター制作に参加
他の楽器の記念日は?
テルミンの日、クリスタルボウルの日、ケロミンの日、三板の日が今のところ楽器の記念日として登録されています。しかし、どれもなかなか聞き慣れない楽器ばかりですね。楽器の記念日ではないのですが、ピアノ調律の日というのもあります。
ちなみに6月6日は楽器の日となっています。昔から芸事は6歳の6月6日から始めると上達が早いという言い伝えがあるそうです。
あと、個人的に気になったのがSKBケースの日。SKBってアメリカの楽器ケースメーカーなんですが、日本の正規代理店であるサウンドハウスが制定したそうです。私はARMOR(アルモア)かDuplex(デュープレックス)派でした。
まとめ
近年の音楽業界は正直あまり明るいニュースというものが少ないように感じます。そんな中、ベースを通じてもっと音楽と触れ合うきっかけをつくっていこうという亀田氏の想いと行動力に感心させられました。
日本の記念日においても、ここまで力を入れているものは他にはあまりないかと思います。
11月11日、ベースの日をきっかけにベースを手にする人が増え、ベースの素晴らしさがもっと世に知れ渡ればと、私も強く願っております。
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