先日の記事(ベースのストラップの長さはどれぐらいがいいか、迷っているなら必読!)でストラップの長さによるメリット・デメリットを書かせてもらいましたが、今回は奏法別で見ていきたいと思います。
ストラップの長さによって向き・不向き、もしくはできない奏法もあるのでチェックしてみて下さい。
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指弾き
ツーフィンガーによる指弾きに関してはストラップの長さはさほど影響はないかと思います。
強いて言うなら、ストラップが長すぎるとブリッジ寄りでのツーフィンガーは結構弾きにくくなります。(ジャズベースなどでリアピックアップに親指を乗せてツーフィンガーで弾くと、締まった硬めの音が出せます。)
親指弾き(通称いかりや奏法、スラップじゃありません)はストラップが長すぎるとできません。
ちなみにエレキベースが登場した1950年代では親指弾きが一般的だったと言われています。そのため、当時のベースのフィンガーレスト(指置き)は1弦側に取り付けられていました。
ピック弾き
ピックを順アングルであてる場合はストラップは長くても問題ないでしょう。むしろ、少し長めにしておいて方がいいかもしれません。ピックを持つ方の肘がある程度伸びている方がリラックスした状態でピッキングできます。
平行、または逆アングルであてる場合は短めにしておかないと厳しいでしょう。ストラップを長くした状態で無理にピックを平行、または逆アングルであてようとすると、どうしても手首に負担がかかってしまいます。腱鞘炎になる危険性があるのでやめましょう!
ピックをあてる角度について、詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。
順アングル?逆アングル?ピックを弦にあてる角度について、まとめて教えます!
スラップ・チョッパー
親指が上に向いているスタイルと下に向いているスタイルがありますが、ストラップが短い場合はどちらも可能です。短い場合ですと上向きスタイルの方が多いように思います。
逆にストラップが長い場合は親指が下を向いているスタイルでしか弾けません。
ラリー・グラハムやマーカス・ミラーなどのファンク、フュージョン系のベーシストはストラップも短く、親指は上向きのスタイル。Red Hot Chili PeppersのフリーやKornのフィールディーなどのロック、ミクスチャー系のベーシストはストラップも長く親指が下向きのスタイルの人が多いです。
おわりに
ストラップの長さひとつでこれだけ演奏に影響します。それぞれのプレイスタイル、使う奏法によって長さを調整してみて下さい。
最後に管理人が長年愛用しているストラップを紹介しておきたいと思います。
Comfort Strapp社のPro Bassというものです。
出典: Comfort Strapp
かなり肉厚なパッドが肩への負担を軽減してくれます。素材がネオプレンというものを使っているらしく、非常に伸縮性に優れているとのこと。長さもShort、Long、Extra Longと3種類用意されています。
ストラップにしてはお値段が少し高めではありますが、かなりおすすめです!肩への負担でお悩みの方は是非試してみてはいかがでしょうか?
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