2016.01.30

今季のゴールデンステイト・ウォリアーズはビビるぐらい強いですねぇ!連覇は固いんじゃないでしょうか。

個人的にはマブスに馴染めず、キングスに移籍したロンドに頑張って欲しいBroad Person管理人のhiroto kawagoe(@hirotokawagoe)です。

もうすぐNBAのオールスターですね!毎年楽しみで仕方ありません。今回のオールスターは引退を表明しているコービー・ブライアントにとって、最後のオールスターとなります。

みんなコービーに花を持たせようとするのは分かってます。でもそれでいいんです!ファンはそれが見たいんです!

もはや全盛期のようなキレのある動きがなくても、シュート外しまくってても、チームが最下位でも、ファン投票で1位に選ばれたのはコービーなんですから。

で、毎回ハーフタイムショーには豪華アーティストがパフォーマンスを披露するんですが、今回はポリスのベーシスト兼ヴォーカルのスティングに決まったみたいです。

この人選に関しては結構物議を醸してるみたいです。今回カナダで開催されるんで、カナダ出身の売れっ子、ドレイクが選ばれるもんだと地元の人は期待してたみたいですが、まさかのスティング!若い世代はスティングあんま知らんだろうという声も上がっているみたいです。

そんなことはさて置き、今回はスティングについてお話したいと思います。




ベーシストでもあり、ヴォーカリストでもあるスティング

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出典: Sting – Facebook

個人的にはスティングと言えば、好きな映画「LEON」のエンディングで流れる「Shape of My Heart」の印象がかなり強いです。

僕は歌があまり得意ではないので、ヴォーカルをやりたいと思ったことはまったくないんですが、それとは別にやっぱりベースを弾きながら歌ってる人に憧れてしまいます。

ラリー・グラハムなんかはバリバリスラップしながら、ご機嫌に歌いまくってますが、どうしても歌いながらベースを弾くとなると、ベースラインはシンプルなものになりがちかと思います。

ただ、それも歌を活かすためにあえて、シンプルなベースラインにしているのと、歌いながら弾くの難しいから簡単にしてるとでは、まったく別です。

ベースだけに限ったことではありませんが、歌を殺してしまうぐらい、好き勝手にやってしまってる人をたまに見かけます。

僕も昔はヴォーカルのメロディなんて一切気にせず、サビだろうがなんだろうが、自分がいかに目立つベースラインを弾けるかしか考えていない時期がありました。

結果、それで曲として成立していれば問題はないんですが、歌をぶち壊してしまっていては元も子もないですよね。

素晴らしいヴォーカリストが、素晴らしい歌を届けようとしていても、他の楽器が歌をぶち壊すぐらいやりたい放題やってたら「まわりの楽器うるせぇなぁ!」って大体の人はなるかと思います。

インストバンドじゃない限り、やはりリスナーが聴きたいのは歌なんですよね。歌以外も、もちろん聴いてるとは思いますが、メインは歌なんです。

スティングのベースラインは音数が少なく、シンプルなものが多いです。

それはやはり自身の歌の最大限の活かし方を熟知しているベーシストでもあり、ヴォーカリストでもあるからこそだと思います。

プレイスタイル

ソロ活動あたりから親指弾きメインでベースを弾くようになってます。アップライトベースもたまに弾いてます。

先程、スティングのベースラインは音数が少なく、シンプルなものが多いと述べましたが、音数が少ないというか、休符を活かしたベースラインと言った方が正しいかと思います。

少ない音数でもしっかりとグルーブしているのがスティングのベースの特徴かと思います。また、スタッカートで音を短く切って、音と音との隙間を活かすのも非常に上手いです。

それはポリスの音楽性にレゲエの要素を取り入れていたことも影響しているかと思います。ポリスは白人のレゲエ、ホワイト・レゲエと呼ばれていたこともあるそうです。

イギリスにジャマイカ移民が多かったというのも影響してるのかと思います。

同じ歌うベーシストとして、比較の対象とされることが多いのは、ポール・マッカトニーかと思いますが、ポールの場合は歌のメロディとメロディアスなベースラインを絶妙に絡ませる、スティングとは対象的なタイプかと思います。

どちらも素晴らしいベーシストであり、ヴォーカリストであるのは間違いないんですけどね。

使用機材

ポリス時代はスペクターのNS-2というモデルやスタインバーガーを使用されていました。

現在はフェンダーのオリジナルプレシジョンベースをメインで使用されています。普通のプレベとは違う、俗にいうテレキャスターベースです。

こういうヤツ↓

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出典: Classic Vibe Precision Bass® ’50s | Precision Bass Basses | Fender® Basses

フェンダーからスティングモデルが出ていたんですが、本家のフェンダーのサイトを見ても見当たらないので、現在は生産が終了しているんでしょうかね。

アンプはヘッドがAmpeg SVT-4PRO、キャビもAmpegのSVT-810Eで、弦はDRのニッケルLo-Riderを愛用されてるそうです。

スティングのベースラインを堪能しよう

個人的に好きなものを集めてみました。ポリスばっかになってしまいましたが…。

まとめ

これまでにグラミー賞を16回も受賞しているスティングですが、ベーシストとしてはわりと過小評価されがちなんですよね。

でも、改めて聴いてみると、やはり参考にするべき点は多々あります。弾きすぎない美学を感じます。

ただ、今回のNBAオールスターのハーフタイムショーに関しては正直、僕もドレイクで良かったんじゃないかと思います。本人もよく観戦しに行ってはりますし、選ばなかった理由がよく分かりません…。