2016-09-25

実力は十分過ぎるのに、日本では人気も知名度もイマイチなフィッシュボーン…。

1979年にアメリカのロサンゼルスで結成され、今や世界的ロックバンドとなったレッチリと共にミクスチャー、オルタナティヴロックシーンの一時代を築いたと言っても過言ではないベテランバンド。

ミクスチャー、オルタナティヴロックと言っても、レッチリとは随分毛色の違う音楽性ではあるんですが、フリーが好きなベーシストならフィッシュボーンのベーシスト、ノーウッド・フィッシャーも好きだという人は結構多いんじゃないでしょうか!?もちろん僕もそのうちのひとりです。

今回はフィッシュボーンとベーシスト、ノーウッド・フィッシャーについてお話していきたいと思います。




Fishbone

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出典: Fishbone – Facebook

とりあえず、フィッシュボーンと言えばごちゃ混ぜ、ごった煮感が魅力のひとつかと思います。

スカを基調としながらもファンクやレゲエ、時にはハードロックやメタルまでを飲み込んだ独自の音楽スタイルで現在も活動しておられます。

ちなみにオリジナルメンバーは一時期ヴォーカル&サックスのアンジェロ・ムーアとノーウッド・フィッシャーのみとなってしまっていましたが、2010年からトランペットのウォルター・アダム・キビーⅡが復帰しています。結構メンバーチェンジが激しいバンドです。

そして社会的、政治的メッセージ性が強いのも彼らの特徴のひとつです。これはデビュー当時から変わっていません。それが売れない原因のひとつとも言われています。メディアで取り上げにくいんでしょうねぇ…。

ただ、ライブでは超ハイテンションで暴れまくり、ダイブしまくりのお祭り騒ぎです!かつてはレッチリと一緒にヨーロッパツアーもまわっておられました。

日本にもちょくちょく来日しているようで、2000年、2010年のフジロックにも参戦しています。

あと、アンジェロ・ムーアはSCAFULL KINGの3rdアルバム「SCAtegory」に参加したり、東京スカパラダイスオーケストラの「All Good Ska Is One」にゲストヴォーカルとして参加したりもしておられます。

John Norwood Fisher

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出典: John (Norwood) Fisher – Facebook

弁髪なんですかね??独特のヘアスタイルとヒゲが特徴的なお方で、1965年9月12日生まれです。

弟のフィリップ・フィッシャーはドラマーで、かつては一緒にフィッシュボーンで活動していましたが、1998年に脱退しています。現在はウィックド・ウィズダムという女性ヴォーカルのメタルバンドで活動しているようです。

オリジナルメンバーであるアンジェロ・ムーア、ウォルター・アダム・キビーⅡとは中学時代の同級生だそうです。

プレイスタイル

フィッシュボーンはスカを基調とした楽曲が多いので、ベースラインは結構動きまわってます。メインのメロディーかってぐらいベースが歌ってたりもします。あと、黒人バンドなだけあって黒くてファンキーな楽曲も結構あって、ベースラインも図太く粘っこいフレーズを奏でたりもしています。

そしてなんと言ってもベースをかなり低い位置に構えての豪快なスラップも彼のプレイスタイルの特徴と言えるでしょう。

本人が解説しているスラップの動画があったので、参考にどうぞ!

サムピングのアップ・ダウンは使ってないと思っていたんですが、下の動画では座って弾いていることもあって、メッチャアップ・ダウンで弾き倒してます。

使用機材

動画や画像を見てもらえばお分かりかと思いますが、ワーウィックのベースをメインで使用されています。

主にメインで使用しているのはサムベースの5弦です。

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出典: Framus & Warwick

ボディがセミホロウ構造になっているインフィニティの5弦もライブではよく登場するようです。

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出典: Framus & Warwick

他にもアコースティックベースやセミアコタイプのスターベースも使用されているようです。

アンプに関してはおそらくアンペグをメインで使用されているかと思われます。たまにワーウィックのものも使用されているみたいです。

エフェクターに関しての詳細は不明ですが、かなりの数を使用しているようです。本人のインスタグラムで足元の様子を映した動画が投稿されていました。

ベースがかっこいい曲

個人的にベースが最高にかっこいいと思うフィッシュボーンの楽曲を紹介していきたいと思います。基本的にフィッシュボーンの曲はベースの音がどれもデカいので、ベーシストとしては聴いてるだけで気持ち良くなれます。

Fishbone – Bonin’ in the Boneyard(Live)

Fishbone – Party At Ground Zero

Fishbone – When Problems Arise

Fishbone – So Many Millions

Fishbone – Properties of Propaganda (Fuk This Shit on Up)

Fishbone – Lemon Meringue

Fishbone – Fight The Youth

まだまだいっぱいあるんですが、止まらなくなりそうなのでこの辺にしておきたいと思います。

おわりに

なかなかヒット曲に恵まれないバンドではありますが、ミクスチャー好きなら必ず抑えておくべきバンド、ベーシストかと思いますので、ご存じなかった方はこれを機にフィッシュボーンの音の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか??

個人的に本当に大好きなので、もっとフィッシュボーンやノーウッド・フィッシャーの魅力が世に知れ渡ればと願っております。