2016.02.03

節分ですね。兎にも角にも福は内!福よ来い!と強く願うばかりのBroad Person管理人のhiroto kawagoe(@hirotokawagoe)です。

今回はみんなが大好きなスラップの生みの親として有名なラリー・グラハムについてお話していきたいと思います。

ベーシストなら一度は名前を耳にしたことがあるかと思います。とりあえずスラップ奏法を編み出した人、というぐらいの認識しかない人も中にはいらっしゃるかと思うので、彼がどういった人物なのかちょっと詳しくお話していきたいと思います。




生い立ちとスラップが生まれたきっかけ

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出典: Official Website of Larry Graham and Graham Central Station.

両親ともミュージシャンで、父親がギタリスト、母親がシンガーで鍵盤奏者とのこと。幼少期からダンスやピアノを習っていたそうです。

元々ベースじゃなくてギター、ドラム、サックスなどをされていたそうです。ベースは、母親と組んでいたバンドでクラブへ演奏しに行った時、当時ギターとオルガンのフットベースを担当していたそうなんですが、クラブにあったオルガンのフットベースが壊れていたため、急遽ベースを弾かなくてはならなくなったのが手にするきっかけだったそうです。

本人はフットベースが直ったらまたギターを弾くつもりだったそうですが、その後もフットベースは一向に直らないまま。そんなある日ドラマーが脱退してしまい、母とのデュオ状態に。ベースでドラムの役割もせにゃならんという状態になってしまい、試行錯誤の末に編み出されがスラップの誕生のきっかけと言われています。

スライ&ザ・ファミリーストーン

ラリー・グラハムは10代前半はラジオっ子だったそうで、特によく好んで聴いていたのが、シルヴェスター・スチュアートという人物がDJを務めていた番組だそうです、。

そのシルヴェスター・スチュアートはラジオのDJを務める傍ら、バンド活動もされていたそうです。そのバンドが本格的な活動をしはじめ、現代の音楽に多大な影響を与えたバンド、スライ&ザ・ファミリーストーンになったそうです。

ラジオDJだったシルヴェスター・スチュアートがスライ・ストーンということです。

ミュージシャン家系ということもあって、スライ・ストーンと知り合いの方がいたようで、スライがラリー・グラハムのライブを観にきてバンドに誘ったそうです。

1967年にスライ&ザ・ファミリーストーンに加入し、1972年まで在籍していました。バンドを離れたきっかけとなったのはスライからクビを通告されたからとのことです。クビになった理由は本人もよく分からないそうです。

とりあえず、ラリー・グラハムのスライ&ザ・ファミリーストーン在籍時の名曲を挟んでおきましょう!

どちらも名曲中の名曲です。スライ&ザ・ファミリーストーンでの活動でラリー・グラハムの名前は世界中に広まったいきました。

サウンドは古臭いが、逆に今聴くと新鮮で心地いいです。最近またこういったサウンドが結構取り入れられてきてますしね。

素晴らしい音楽はやはりいつまでも引き継がれていくもんなんですね。

若かりし頃の僕はアンチJ-POPだったんで、こういう音楽ばっか聴いてましたね!笑

GCS

バンドをクビになってから、自身を中心に結成したバンドで活動されています。それがグラハム・セントラル・ステーションです。

このバンドではバリバリスラップしながらご機嫌に歌いまくってます。ラリー・グラハムはベーシストとしてだけでなく、ヴォーカリストしても非常に素晴らしいお方です。

ソロ名義で出した「One in a Million You」という曲ではベース弾かずに歌に専念されています。

しかもこの曲でビルボードR&Bチャートの1位を取っちゃってます!全体でも最高位9位という大ヒットを飛ばしておられます。

ちょっと話が反れてしまったので、グラハム・セントラル・ステーションの話題に戻したいと思います。

自身が中心に結成したバンドというだけあって、まぁベースに歌にやりたい放題やってますね!笑

スラップの登竜門であり、ド定番の「Pow」はあまりにも有名すぎます。これが弾ければスラッパーとして認められると言っても過言ではないかと思います。

他にもベースにファズをカマした強烈なイントロが印象的な「The Jam」やサムピングアップ・ダウンでゴリゴリ弾き倒している「Release Yourself 」など、ベース史に残る数々の名曲を残しております。

バンドは1980年に一時解散し、その後はソロで活動されていましたが、1992年に再結成しています。

最近ではグラハム・セントラル・ステーションで2009年、2010年、2012年とまぁまぁの頻度来日もしています。

2012年には13年ぶりのアルバムもリリースしたり、プリンスのNew Power Generationに参加したりされています。

使用機材

ベースはMoonのジャズベースタイプを使用されています。本人が使用しているものには、マイクが直接取り付けられるようになっていて、ワイヤレスシステムも搭載されていているので、ベースを弾きながらステージ上を自由に行き来できるような仕様にされています。

最近ではWarwickのベースも使用されておられます。発売されるのかは分かりませんが、ラリー・グラハムモデルのようなものも存在するみたいです。

アンプは年代によって違うらしんですが、最近ではSWRやWarwickのものを主に使われているようです。

エフェクターは結構いろいろと使っているみたいで、ローランドのジェット・フェイザーやミュートロンのオクターブ・ディバイダーを好んで使っているとのこと。

実はラッパー、ドレイクとは親戚

カナダ出身のアーティストで今、最も人気と言っても過言ではない、ドレイクとラリー・グラハムは実は親戚なんですね。

ドレイクのフルネームはオーブリー・ドレイク・グラハムです。ジェリー・リー・ルイスのバックなどでドラムを叩いていたのが父親のデニス・グラハムです。

ラリー・グラハムとデニス・グラハムが兄弟だそうです。この家系はホントにミュージシャン家系ですね。

ちなみにドレイクが5歳の時に両親は別れているそうですが、現在お父様のデニスは女好きで有名だそうです!笑

一時期、自身の音楽活動のために女性ラッパーを募集されていましたが、どうなったんでしょうか?

ドレイクは全米で170万枚以上を売り上げた、2013年リリースのサードアルバム「Nothing Was The Same」に収録されている「Heat Of The Moment」という曲で、父親のデニス・グラハムとは共演を果たしております。

なので、ラリーおじさんとのコラボもいつかあるんじゃないかと秘かに期待しております。

まとめ

とりあえずベーシストなら、必ず抑えておきたいひとりかと思います。僕も結構いろいろとコピーしたので、思い入れもあります。

まだまだ現役で活動されておられるので、今後の活躍にも期待したいです。