2016-06-28

結成から40年以上も活動を続けている世界的ロックバンド、エアロスミスのヴォーカル、スティーヴン・タイラーが先日、出演したラジオ番組内で来年2017年にフェアウェル(さよなら)・ツアーをもって解散すると明かしたようです。

1973年のデビュー以来、メンバーの脱退、再加入等はありつつも現在もオリジナルメンバーで活動を行っているエアロスミス。

過去にも解散やスティーヴン・タイラー脱退の噂は出ていましたが、今回は果たして本当に解散してしまうのでしょうか…??ツアーの詳細は現時点ではまだ何も決まっていないようなので、今後どのような発表があるのか注目されるところではあります。

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出典: Aerosmith – Facebook

これまでに数々の名曲を世に送り出している伝説的バンドですが、個人的にはエアロスミスと言えばベタですが「Walk This Way」かなぁと。映画「アルマゲドン」の主題歌である「I Don’t Want to Miss a Thing」を思い浮かべる人も多いかとは思いますが、長年活動し続けていらっしゃるので世の中にあまり知られていない名曲も数多く存在するでしょう。

そんな偉大なバンドの低音を支え続けているベーシストがトム・ハミルトンというお方です。

最近のエアロスミスの楽曲のベースラインは、わりとシンプルでどっしりとした安定感とドライブ感重視といった印象ですが、昔はベースの音が結構デカくて、フレーズに黒っぽさもありました。

今回はエアロスミスの楽曲の中から、特にベースラインがかっこいいと思うものをまとめてみました。




Sweet Emotion

エアロスミスでベースがかっこいい曲と言えば間違いなく「Sweet Emotion」は外せないでしょう!

1975年にリリースされた3枚目のアルバム「Toys in the Attic」に収録されております。

イギリスの音楽メディア、Musicradar.comが発表した、一般投票による「The 25 Best Basslines of All Time(史上最高のベースライン・トップ25)」の中で20位にランクインしております。

イントロからの怪しげなベースのアルペジオが印象的でかっこいいです!

Eat the Rich

エアロスミスにとって、初の全米アルバムチャート1位を獲得した、1993年リリースの「Get a Grip」に収録されている1曲

曲全体を通してのベースの存在感がハンパないですね!特にイントロのギターとのユニゾンのリフはクセになりそうです!あと、サビ前のハイポジションでのフィル!個人的にこういうのメッチャ好きです。

Toys in the Attic

先程紹介した「Sweet Emotion」や「Walk This Way」が収録されている「Toys in the Attic」のタイトル曲でもあり、アルバムの1曲目を飾るこの曲。

疾走感がたまらなく心地良いです。ベースはシンプルなルート弾きがメインではあるんですが、サビ前の動きのフレーズとの緩急がかっこいいのと、ギターソロのバックでのベースの絡みが最高過ぎます!

番外編

オリジナル曲ではないのですが、紹介したい曲があります。

1978年にリリースしたライブアルバム「Live! Bootleg」に収録されているジェームス・ブラウンの「Mother Popcorn」のカバーです。

何も知らずにこれだけ聴いてエアロスミスだと気付く人はかなり少ないんじゃないでしょうか!?最高にかっこ良くてファンキーです!

おわりに

エアロスミスと言えば、ヴォーカルのスティーヴン・タイラーや、ギターのジョー・ペリーばかりが注目されがちではありますが、ベーシストとしてはトム・ハミルトンも素晴らしいプレイヤーであるということを忘れないでいて欲しいものです。

これからのバンドとしての動きも気になりますが、テレビやラジオ等でお目にしたりお耳にしたりすることがあれば、是非トム・ハミルトンのベースにも注目してみて下さい!