前回、エアロスミスで個人的にベースラインがかっこいいと感じる楽曲を紹介させて頂きましたが、今回はそのベースラインを奏でるトム・ハミルトンについてお話していきたいと思います。
・解散するかもしれないエアロスミスのベースがかっこいい曲を厳選してみた
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Tom Hamilton
出典: Tom Hamilton — Gallien-Krueger
まずは簡単なプロフィールから触れていきたいと思います。
1951年12月31日生まれでアメリカ、コロラド州コロラドスプリングス出身のお方です。
12歳でギターを始め、14歳の時に組んだバンドにベーシストがいなかったというよくあるパターンでベースに転向されたそうです。
その当時から既にエアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーと一緒にバンド活動をされていたとのこと。
現在、ヴォーカルのスティーヴン・タイラーはかつてドラマーだったそうで、トムとスティーヴンのリズム隊で活動していた時期もあったようです。
バンドと闘病生活
トム・ハミルトンといえば、これまでに病気により、ツアーに参加できなくなるといったことが何度かありました。
2006年に舌癌と診断され、その年のツアーは治療の為、不参加となっています。その後、完治はしましたが、2009年に定期健診で腫瘍が見つかり、切除手術を行いましたが、術後の静養が必要であった為、ツアーの途中で離脱されています。
2011年には癌が再発し、喉頭まで転移していることが判明しましたが、レーザー手術を行い、無事に成功!
しかし、2013年には胸部感染症により、ツアーから一時離脱されています。
ただ、現在は無事バンドに復帰されています。これほどの闘病生活に打ち勝ち続けているトム・ハミルトン、まさに超人です!
ちなみにトムがバンドを離れている間はジョー・ペリー・プロジェクトの一員である、デヴィッド・ハルが代役を務めておられました。
使用機材
現在、主にライブ等のメインで使用されておられるのが、本人のシグネチャーモデルである、ラメラメ仕様になっているG&Lの ASAT Bassです。
出典: G&L USA ASAT® Bass Tom Hamilton Signature Model
変わった形のベースを使用されていることもありましたが、そちらはParker Fly Bassというモデルです。
出典: Parker Fly 4 String Bass ピエゾ内蔵 | 買取ドットギターズ
70年代はギブソンのサンダーバードとミュージックマンのスティングレイをメインで使用されておられました。
その他、フェンダーのプレベやヘフナーのヴァイオリンベース、サドウスキー、F Bass等など、様々なベースを使用されておられます。
アンプに関しては、AmpegやHartkeの物も使用されているみたいですが、ライブ等のメインはギャリエンクルーガーとなっているようです。
ヘッドアンプがFusion 550、キャビネットはNeo 410とNeo 212-IIとのこと。
エフェクターに関してはTC Electronicのオーバードライブやコーラスをいくつか使用されているようです。
プレイスタイル
現在のエアロスミスではそれほどベースが目立つようなことは少なくなってきていますが、70代は結構ベースラインがファンキーで、バンド全体でも低音が強調されていました。
本人もミーターズ等のファンクバンドが好きだったようで、そういった影響もあるようです。
わりと前ノリでグイグイ楽曲を引っ張っていく、ドライブ感も彼のプレイの特徴なのではないでしょうか。
この動画でトムさんのファンキーなベースソロが堪能できます!
おわりに
バンドとしての存続がまだ未定ではありますが、今後もオリジナルメンバーのエアロスミスでステキなトム・ハミルトンのベースラインが聴けることを期待したいです。
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